Srila Prabhupada

シュリーラ-プラブパーダの本を、順序正しく語り合う

シュリーラ-プラブパーダの本に近付くにはどの方法が一番良いかについて、色々な意見を私は聞いてきました。 献身者の多くは「テーマ」に合わせて語り合うことを好みます。 例えば「ヴァルナ-アシュラム」、「女性の役割」、「創造」、「サンバンダ」等について調べたいとすると、シュリーラ-プラブパーダの本全部から探索して、テーマについて書いてあるところを抜き出します。 『献身奉仕の教え』のように短くて「簡単」そうに見える本から始めたい人々もいます。 新しい献身者はよくこの方法を好みます。 『チェイタンヤ-チャリタムリタ』には『バガヴァド-ギーター』や『シュリマド-バーガヴァタム』の教えも含まれているので、ただ『チェイタンヤ-チャリタムリタ』に集中するというスマートな勉強方法を奨励する人もいると聞いた事があります。 適当にページを開いてその日クリシュナは自分に何を言いたいか、と『ギータ―』を占いの本のように使うのが好きな人もいます。 しかしながら過去何年にわたってシュリーラ-プラブパーダを聞いているうちに、シュリーラ-プラブパーダの本を順序正しく学ぶことの必要性が何回も何回も持ち上がってきました。

「主シュリー・クリシュナの超越的活動、質、御名を順序正しく聞くことは、私達を永遠の生活に推し進めてくれます。順序正しく聞くとは、主について徐々に正しくありのままに知るということであり、主を正しくありのままに知るとは、『バガヴァッド・ギーター』が述べているように、永遠の生活に到達することを指しています。」 (S.B.1.18.10.解説)

「死を避けるもっとも確かな方法は、『シュリーマド・バーガヴァタム』の本文の中に順序正しく語られている主の甘露に満ちた遊戯について、いつも聞く習慣を身に付けることにあります。」 (SB 1.16.8 解説)

「シューカデーヴァ-ゴスワーミーは、経験を積んだ先生だったので、師弟継承の鎖から受け継がれた順序正しい方法で、全ての質問に答えました。」 (S.B.2.8.29解説)

「順序正しく語り合う」 (朝の散歩、1973年12月30日、ロサンゼルスにて)

質問 / 私の見解

質問:どのような順番で語り合うべきでしょうか。

私の見解: シュリーラ-プラブパーダは何度も何度も繰り返し『バガヴァド-ギーター』は最も重要で最初に学ぶべき本で、『シュリマド-バーガヴァタム』は大学並みの本、『チェイタンヤ-チャリタムリタ』は大学院並みの本だと説明しています。ですから私達はこの順序に従うべきです。

「全て『バガヴァド-ギーター』の中で説明されています。ですからどのようにして物質的存在の悲惨な状態から解放されるかについて学ぶためには、『バガヴァド-ギーター、ありのままの詩』は最初に学ぶべき最も重要な本です。そして『バガヴァド-ギーター』を理解したら、『シュリーマド-バーガヴァタム』に進めます。更に進歩したら『チェイタンヤ-チャリタムリタ』を学びます。ですから人々が学び、悲惨な状態の生活から救われ、幸せになれるように、私達はこれらの貴高な本を全世界に提供しています。」 (SB 10.8.49 解説)

「ですから『バガヴァド-ギーター』は。精神生活において最も重要で最初に学ぶべきものです。『バガヴァド-ギーター』をまだ理解していないなら、それでは役に立ちません。あなたには『シュリマド-バーガヴァタム』を理解することは出来ません。」(S.B.3.25.22講義、1974年11月22日、ボンベイにて)

「この『バガヴァド-ギーター』は知識のいろはです。これは最初の試験、入学試験です。そして『シュリマド-バーガヴァタム』は卒業試験です。精神的知識に卒業すると『シュリマド-バーガヴァタム』を理解することが出来ます。学士号を取って、大学院に行く時に学ぶのは『チェイタンヤ-チャリタムリタ』です。つまりこの3つの段階の読む力量があるということです。既に20冊もの本があります。だから時間を無駄にしないでください。これらの本を読むことによって、クリシュナとは何か、精神的生活とは何かを理解しようと努めて下さい。そこに全てのことが説明されています。

(B.G.13.22~24講義1974年6月25日、メルボルンにて)

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